松徳硝子「うすはり」とは

大正11年創業の松徳硝子株式会社は、電球の球を口吹きガラスで制作していたガラスの老舗メーカーです。その特徴は手作業により極限までガラスを薄く成型する技術で、「うすはり」はその技術を酒器に応用したものです。

うすはりグラスは、その技術を大切に受け継ぎ、職人の手によって一つ一つ丹精こめて手作りされています。

うすはりシリーズには、ビールグラスとしてはもちろん、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、ハイボール、カクテル等、様々な用途に合わせ数多くのラインナップがあります。

極限まで薄いガラスは口当たりが柔らかく、酒本来の味を引き出してくれます。手にした感触に独特の味わいがあります。

また、薄いからといって特に割れやすいということはありません。繊細な味わいをぜひご堪能下さい。



ガラス器お取り扱い上のご注意

●使い始めは、中性洗剤などで洗ってください。
●グラスの内側を洗う際は、十分ご注意ください。内側から力を入れてひねり洗いしますと、破損し思わぬケガをすることがあります。柄付スポンジなどのご使用をお勧めします。
●ガラスを傷つける恐れのある研磨剤入りのスポンジ、金属たわし、クレンザーなどを使用しますと破損の原因になります。
●耐熱ガラスではありません。急激な温度変化(特に急冷)で割れることがあります。ガラスが熱いうちに冷たいものを入れたり、ぬれたところに置かないでください。
●グラスに無理な力を加えずご使用ください。
●電子レンジ、オーブン、食器洗い乾燥機などで使用しないでください。
●ガラスに傷がつくと破損しやすくなります。ガラスどうしあるいは硬いものとぶつからないように扱ってください。また、カトラリーなどの保管場所に使用しないでください。
●ガラスは積み重ねますと、破損したり外れなくなったりします。スタック専用のもの以外は、積み重ねないでください。
●手作りのため、形に若干のばらづきがでたり、製法上やむをえず小さな気泡などが混入することがございますが、品質に問題ございません。ご了承ください。



「うすはり」の製造工程

1.玉取り
壺から溶けたガラス(種)を竿で巻き取ります。


2.吹き
とった種を吹いて膨らましましてから、型に吹き込みます。


3.徐冷(じょれい)
吹いたガラスを徐冷炉に入れ、平均535度の中をベルトコンベアー式で1時間かけて冷まします。


4.火切り
余分なところをダイヤモントカッターで傷をつけて火にあて、切り落とします。


5.平摺り
切り口を金剛砂で平に摺ります。


6.口焼き
口を火で焼いて滑らかにします。


7.選品・箱詰
形のよくないものやキズを検査し、箱詰し出荷。